ゴールデンサークルで圧倒的に儲ける

この動画では、ゴールデンサークルのWhyを意識して競合を出し抜くというお話をしています。Whyを打ち出した瞬間に人は感動しその商品が魅力的に見え、欲しくなるのです。

ゴールデンサークルとは

ゴールデンサークル

動画でも解説していますが、このゴールデンサークルはもとはTEDの『サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか』から引用させていただいたものです。

ゴールデンサークルは外側から

Golden Circle
  1. What
  2. How
  3. Why

と書かれています。これはビジネスをやっているすべてに当てはまることなのですが、自分たちが「What」何をやっているかは皆知っています。そして、自分たちが他とどういう違いがあるのか、「How」どうやるのかは皆わかっています。

しかし、なぜ「Why」それをやるのか?
なぜ、自分はこのビジネスをやるのか?
なぜ、自分はこの商品を売っているのか?

の問いかけに答えられる人は極端に少ないのです。

  1. What→「私は不動産をやっています」
  2. How→「流行りのシェアハウス専門の不動産をやっています」
  3. Why→「・・・。」

こういう人がほとんどなのです。

 Whyはコアである

Whyは人を動かします。それは、そのビジネスのすべてのコアだからです。ゴールデンサークル中心なのです。

例えば、僕が今このブログやメルマガで情報発信している、そのコアは世の中に対するイラツキです。簡単に言っちゃうとビジネスを美化している風潮をなくしてお金をまずは稼ぐことの重要性を前に出すことがやはりコアになります。

このようにWhyは大きな会社にかぎらず、中小企業であっても個人事業であっても、そして一個人に対しても言えることなのです。

例:Aの有機農家とBの有機農家、どちらから野菜を買いたいか?

golden-circle2
【A農家の場合】

A農家の家長さんはある日、街に自分の栽培した有機野菜を販売しにいきました。

「この有機野菜、ここにある人参、モロヘイヤ、ピーマン、ナス、すべて有機栽培です。
農薬はいっさい使っていません。
化学薬品はいっさい使っていません。
手間ひまかけて僕らが作ってます。
お金も時間もかけてます。

なので、他の農薬を使った野菜に比べるとちょっと高いです。
でも、野菜本来の味をして非常に美味しいです。

奥さん1ついかがでしょうか?」

こんな感じで売っています。

【B農家の場合】

B農家の家長さんもA農家と同じように自分で栽培した有機野菜を街に販売しに行きました。

「私は小さい時、アトピー性皮膚炎に悩まされました。
症状がひどくて、
いつも体全体がかゆくて本当に小さい時は夜中に目を覚まして、
泣きじゃくってお母さんに迷惑をかけました。

食べるものも化学調味料の入ったものはいっさい食べることができませんでした。
食べると症状がひどくなるからです。

でも有機栽培の有機野菜は食べても症状が出ずに、
逆に有機野菜を食べることによって症状が軽減し、
他のみんなと同じような生活ができるようになりました。

すぐにではありませんでしたが、
徐々に変わっていきました。

だから私は今こうやって有機野菜の栽培をして皆さんに野菜を届けてます。

他の農薬を使った野菜に比べたら値段はちょっと高いです。
でも、野菜本来の味がしますし私と同じように体のことで悩んでいるお子さんに是非食べてほしいと思っています。

奥さん1ついかがでしょうか?」

こんな感じで売っています。

買いたいのはB農家から

golden_circle_aandb

A農家の家長の説明はゴールデンサークルの外から内へ入るように説明しました。一方で、B農家の家長さんはゴールデンサークルの内から外へ入るように説明しました。

同じように有機野菜を売っているA農家とB農家ですが、買いたいくなるのは自分が小さい時にアトピー性皮膚炎だったと「Why」から話すB農家なのです。それは、「Why」を語られると人は感動してしまうからです。

どうやってWhyを打ち出すか?

ゴールデンサークルのWhyを打ち出すために一番簡単な方法は「ストーリーを語る」ことです。動画では有機野菜を栽培して販売をしている農家を例に挙げました。

B農家は「私は幼いころアトピー性皮膚炎で・・・」というストーリーを語っていましたね?これがポイントになります。こういう動機のある人が作った有機野菜の方がA農家のように動機がない、つまりWhyが見えない人よりも買いたくなるわけです。

もし、お客さんに同じようにアトピー性皮膚炎で悩んでいるお子さんなどがいれば共感(QUESTファーミュラでいうUnderstand「理解」)されるために尚更購入率は上がります。

売り込んでいる感じがせずに売り込める

「ストーリーを語る」の良い所は売り込んでいる感じが全くせずに、惹きつけることができるというところです。ストーリーを語ることで応援したくなるという気持ちにさせるということもできます。

多くの人はWhyを言わないからWhyを語れば勝てる

しかし、面白いことに多くのライバルはこのゴールデンサークルのコアであるWhyを語ろうとしません。

もしかしたらお金を稼ぐという目的なので「そんな動機は別にないよ」と思っているかもしれません。それで大いに結構!お金を稼ぐ目的でいいんです。

でも、そのお金を稼ぎたければ少々の脚色が入った話でもいいのでwhyを打ち出しましょう。

それがあなたがお金を稼ぐための近道なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です