セールスレターのヘッドコピーの作り方と19の例文

セールスレターはいくつかのパーツで構成されていますが、最も重要なのがヘッドコピーです。

セールスレターは書いているとすごく時間がかかりますが、最優先順位として時間をかけるのもヘッドコピーです。ヘッドコピーがすべてと言っても過言ではないでしょう。

ヘッドコピーが読まれないと次の文章は読んでくれないからです。ヘッドコピーが刺さらないかったらすぐにページを閉じられてしまいます。

ここではその最重要パーツであるヘッドコピーの作り方をご紹介します。

目次

1.商品のベネフィットのすべてを書き出す

2.最強のベネフィットを組み合わせる(例文紹介)

3.反応のとれるヘッドコピーを作るために

まとめ

1.商品のベネフィットのすべてを書き出す

まずセールスレターを書くときにはいきなり書き出すのではなくベネフィットを書き出す作業をします。ベネフィットというのは日本語でいうと利益ですね。

あなたの商品を買ったらそのお客さんはどんなベネフィットがあるのか?これをセールスレターで伝えていく必要があります。

では実際にどのような作業をしていくかを説明していきます。

1-1.特徴をベネフィットに変換する

im_present

多くの人がセールスレターを書いて反応がとれない理由1つに、商品の特徴を書いてしまっているというのがあります。

実は、商品の特徴というのはお客さんは反応しません。言ってみたらどうでもいいのです。お客さんは自分がどうなれるかしか興味がないのです。だから、まずあなたの商品の特徴をベネフィットに変えていく作業をしてください。

紙にひたすらブレインダンプするように書き出してください。

1-2.「お金」に関するベネフィットを書き出す

その商品を買うと「どれだけ儲かるか?」、
逆に「どれだけ損をしないか?」というベネフィットです。

Exsample
  • 500円のワンコインで…
  • 月額2,980円で日経より安い金額で…
  • 年収1億円稼げる…
  • 今までになかったかけ捨てにならない医療保険…

1-3.「努力」に関するベネフィットを書き出す

人は努力したくありません(笑)楽に結果がでるのであれば、それに越したことはないのです。
努力をしなくてもいい」ベネフィットを洗い出してください。

Exsample
  • 聞き流すだけで英語が上達し…
  • 主婦でも簡単に稼げる副業…
  • 巻くだけダイエットで…
  • 運動せずにメタボを解消できる…

1-4.「時間」に関するベネフィットを書き出す

人生の時間は有限です。「お金」よりも「時間」が大切だと考えている人は多いでしょう。
特に経営者などエグゼクティブな層はこの「時間短縮」のベネフィットが効果的にはたらきます。

Exsample
  • たった30分で…
  • あなたがゴルフをしている間に…
  • 自動的に計算をして…
  • 税金のことは丸投げして…

1-5.「美・性」に関するベネフィットを書き出す

美や性は女性向け商品は直接的です。
また、男女関連の商品は性がすごく強調するベネフィットとして使うでしょう。

Exsample
  • 生まれたての赤ちゃんのようなモチモチした肌…
  • 「髪キレイになったね」と…
  • 女性に困ることのない…

1-6.「快適さ」に関するベネフィットを書き出す

「快適さ」は痛みからの脱却ということですね。
健康系は直接的ですがそうでなくても「快適さ」のベネフィットは意外とみつかります。

Exsample
  • 今までの痛みがウソだったかのような…
  • 汚いゴミを触る必要もなく…
  • 収納スペースを取ることなく…
  • 煩わしい作業をしなくても…

1-7.「欲(名誉・名声・富)」に関するベネフィットを書き出す

お金稼ぎ系には結構よく書かれるベネフィットのジャンルですね。
男性向けの商品にはすごく効果的です。

Exsample
  • 20代で六本木ヒルズ…
  • モデルの女性が彼女…
  • 社会的地位のあるビジネスモデル…
  • あなたのことを「師匠」と呼んでしまう…

1-8.「反社会性」に関するベネフィットを書き出す

「反社会性」のあるベネフィットは非常に強烈です。
ひきが強いのでヘッドコピーやサブヘッドコピーには必ず入れた要素です。

Exsample
  • 一夫多妻制を取り入れた暮らしを…
  • 2019年に会社は無くなる…
  • もう年金に頼らない…

1-9.「希少性」に関するベネフィットを書き出す

「希少性」のあるベネフィットはだいたいどんなセールスレターにも入っていると思います。
お客さんに今買っていただくためにも必要な要素です。

Exsample
  • 数に限定がございます…
  • 3月30日までの期間限定…
  • あなただけのオーダーメイドで…

1-10.「興味性」に関するベネフィットを書き出す

「興味性」は「えっ、何だ?」と思うわせるコピーライティングの中でも訓練やセンスがちょっと問われるところでもあります。
ただこの興味性というのは書く人のオリジナリティがでるので是非入れてください。

Exsample
  • 会計士が数学ができない理由…
  • 腰痛改善のための意外なスポーツ…
  • 頑張らない成功方法…

1-11.「具体性」に関するベネフィットを書き出す

ヘッドコピーの中で最もひきが強いのがこの「具体性」です。
抽象的な言葉はすべて具体的な言葉に変えてください。

Exsample
  • 4790人の患者が…
  • 59歳の元トラック運転手でもできた…
  • ステーィブジョブズも実践していた…

2.最強のベネフィットを組み合わせる(例文紹介)

ベネフィットの洗い出しをしたら、お客さんにとって最も強烈なベネフィットを組み合わせてください。

なるべく多くの要素を入れて組み合わせてみましょう。例えば「美・性」の要素だけで組み合わせると、そこに反応する人はいいのですが、それ以外に反応する人はページを閉じられることになります。

簡単な例文を紹介しますので、これからを組合わせてみてください。

2-1.○○する方法

おそらく一番簡単で説得力のあるヘッドコピーですね。これはセールスレターのヘッドコピーに限らず、メールの件名、ブログ記事タイトルなどあらゆるネットビジネスをする媒体に使えます。

Exsample
  • 相手に気づかれずに口説く方法…
  • 寝ている間に体重を落す方法…
  • 口下手を克服する5つの方法…

2-2.たった○○で、○○だけで

「努力」「快適さ」の要素のベネフィットを出しやすい言葉です。

Exsample
  • 巻くだけで…
  • たった1日10分で上達する英会話…
  • たった9万円の開業資金で初年度6000万円を売上…

2-3.ビッグプロミス

名前の通りお客さんに大きな約束をするということです。
ヘッドコピーはお客さんへ最大のオファー(約束)をすることですので、当たり前といえば当たり前ですね。

Exsample
  • もし効果が少しでもなかった感じたなら全額返金致します…
  • 3ヶ月以内に8kgのダイエットに成功させることをお約束します…

2-4.顧客の声「○○で○○になりました」

お客様の声をそのままヘッドコピーに組み込んでしまうというパターンです。
お客様の声は非常に効果的なので1つ考えてみるものありでしょう。

Exsample
  • 41歳から悩まされ続けた腰痛がこんな病院に行かずに家でできる治療法で改善するとは夢にも思いませんでした

2-5.パーソナライズ

お客さんに対して合ったものを提供するという趣旨のヘッドラインです。

Exsample
  • もし、あなたが何をしてもダイエットは成功しないと思っているのなら・・・
  • もし、あなたが2つの約束を守ってくれるのであれば、好きだった彼とよりを戻すことも簡単に…

2-6.逆説

「反社会性」をモリモリに活かしたヘッドコピーです。
「興味性」という要素も含まれます。

Exsample
  • FXで稼げる時代はもう終わりました・・・
  • 「放射線は浴びても人体に害はないという」京都大学大学院の…

2-7.権威の言葉や行動

「権威」の言葉は人が反応する大きな要素の1つです。
もちろん見込み客にとっての「権威」でなければ意味はありません。

Exsample
  • ソフトバンクの孫社長も10代の頃から実践をしていたリーディング術・・・
  • あの藤原紀香が海外旅行中に付けていた、ウエストを細くするための…

2-8.○○の理由

これもセールスレターのヘッドコピー以外にも、多くの場所で利用できる惹きつけるヘッドラインです。

Exsample
  • 1日1食の生活にするとビジネスの結果が飛躍的伸びる9つの理由
  • 上場企業の社長の74%が有酸素運動をしている理由

2-9.私に○○ください。そうすれば、△△してみせます。

僕はあんまり好きなパターンではないですが、
まあそのままですね。○○していただければ、△△しますというオファーですね。

Exsample
  • 私に3ヶ月と5日ください。そうすれば、1日2食食べていいダイエットで7kg痩せさせます。
  • 私にホームページ制作を任せてください。そうすれば、翌月から新規のお客さんを1.5倍増にしてみせます。

2-10.あなた

セールスレターを書く時は「あなた」を使ってください。

「みなさん」という使い方はダメです。セールスレターは一人に向かって書いてます。「あなた」に向けて伝えていることを忘れないでください。

Exsample
  • あなたはいつまで無意味な筋トレを毎日続けるつもりですか?

2-11.なぜ・・・か?

本のタイトルでよくありますね。「なぜ」を先頭にもってくるパターン。これも普遍的に使えるヘッドラインのパターンです。
すごく興味のひくパターンで高貴なイメージを与えるヘッドコピーとしても使えます。

Exsample
  • なぜ、プロジェクトは予定通りに進まないのか?
  • なぜ、新築マンションには自然素材が使われないのか?

2-12.想像してみてください

コピーライティングは読み手にイメージをさせることが重要ですので、この「想像してみてください」のパターンは比較的使いやすく書くことができますね。
ただ、ヘッドに使うのとしては僕はちょっと弱いんじゃないかなと思ったりもします。
まあもちろん商品やお客さんによっても変わりますが・・・

Exsample
  • 想像してみてください。高校生の時のような純粋で情熱あふれる恋愛を再びしていることを
  • 想像してみてください。ハワイのビーチで水滴がポタポタ滴るメロンソーダを片手に灼熱の太陽の下にいるところを

2-13.あなたも○○を手に入れたくありませんか?

お客さんがまだ知らないことを、他の大勢の人はもう手に入れてますよという日本人が反応しやすいコピーですねこれは。
普通にセールスマンがよく使っています。「みなさん買われていってますよ」とか言うヤツですね。

Exsample
  • 他に60日でWordPressを完全にマスターする講座を受けたい人はいませんか?
  • あなたも、日本では考えられない利率7.5%の海外口座をを手に入れたくありませんか?

2-14.ストーリーにする

ストーリーはこれからのネットビジネス時代非常に重要になります。
ストーリーはお客さんの方も売り込まれている感じがしないので、どんどん取り入れてほしいと思います。

Exsample
  • 受験に失敗した引きこもりが、どうやってケンブリッジ大学合格に至ったのか
  • 学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話

2-15.あなたは○○ですか?

質問形式で、お客さんを挑発したり、刺激したり、共感をさせたりととにかく注意をひかせる手法です。
ヘッドコピー、サブヘッドコピーに必ず入れたいですね。

Exsample
  • あなたはまだ無能な上司の下で単純労働を繰り返し、中小企業というちっぽけな組織で働き続けますか?
  • あなたの彼氏は本当にあなたのことが好きなんですか?
  • 人見知りはなおらないと思っていませんか?

2-16.警告!注意!注目!

メールのタイトルなどに【注意】など入っているとかならず開けますよね?
同じようにヘッドコピーはまず足を止めることですので、これらの言葉は目をひきます。

Exsample
  • 警告!ここからは業界ではタブーとされる内容を公表しますので、このページはいつ削除さるかわかりません。ですので・・・

2-17.おまえに○○は無理だってみなに言われました。けど、やってみると…

コピーライターとして日本でも有名なジョン・ケープルズが書いた音楽学校の広告からきています。大きな壁や障害を乗り切って成功をつかみとる話に人はひきつけられます。
これもストーリ性の高いヘッドラインになりますね。

Exsample
  • 私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。でも弾きはじめると…

2-18.○○の秘訣

シークレットというニュアンスです。セミナーの参加を促すセールスレターなどはこの「秘訣」がすごく合っていますね。
企画の参加系などはこの○○の秘訣を使うといいかもしれません。

Exsample
  • 伝説のあの男が教えるバカ売れするコピーライティング7つの秘訣セミナー

2-19.○○はまだ買うな!

多くのヘッドコピーは買うことをすすめる言葉ですので、「買うな」という言葉には斬新さがあります。
「買うな!」という言葉をそのまま使うのではなくて、「買うな」のニュアンスが入っていればいいでしょう。

Exsample
  • 生命保険に入る前に、まずこの実例をご覧ください
  • 中国株はまだ買うな!

3.反応のとれるヘッドコピーを作るために

以上のようにいくつかヘッドコピーで使う文例のパターンを出してみました。
しかし、ただ単にベネフィットを組み合わせて作ればいいという問題でもありません。反応のとれるヘッドコピーを作らない限りはあなたのセールスレターは読まれないわけですから。

3-1.ヘッドコピー最大のお約束をする

headcopy

ヘッドコピーを読むだけで、お客さんが何を得られて自分がどうなれるのかがわかるようにします。

書き出したベネフィットで最も強烈なベネフィットがお客さんにとって一番変われるポイントになるはずです。

そこでイメージができないとお客さんがページをスクロールしていくことはまずありません。特に初見のお客さんで、あなたとの信頼関係もない場合は特にそうです。

3-2.読まれない前提で書く

セールスレターを書いてもビックリするぐらい読まれません。はじめてセールスレターを書いていると読まれて当たり前のような感覚で書いてしまいます。

セールスレターのヘッドコピーは

  • 訪問販売の営業の一言目
  • 電話営業の一言目

と同じなわけです。

こんな話があります。

とあるリクルート関連の会社を立ち上げた男子学生が企業の採用担当者へ営業をするためにテレアポをしていました。
しかし、会社が無名なので電話をしても会社名を言った瞬間に「忙しいので」と電話を切られ、採用担当者へ繋いでくれることはありませんでした。

どうやったら最初の一言目で応じてくれるかを考えて続けました。
その結果、彼はこう言いました。

早稲田大学公認の株式会社リブセンスと申します

すると、多くの企業が採用担当者へ電話を繋いでくれるようになったのです。
彼の名前は村上太一。25歳で最年少上場した株式会社リブセンスの創業者です。

反応するヘッドコピーがないとすべてがはじまらないことを物語っています。

本当に読まれないので、どうやって次の文章を読ませるかを考えてベネフィットを組み立ててください。

まとめ:ヘッドコピーがすべて

セールスレターはヘッドコピーがすべてです。

しかし、そのためには前提としてあなたのお客さんが「誰」で「何」を提供をして「他とどうちがうのか」を、自分で知っておく必要があります。
刺さるヘッドコピーが書けないのであればそこにまた戻ることです。

お客さん像が見えれば見えるほど良いヘッドコピーが書けるということです。

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