セミナー開始時のアイスブレイクの仕方

この動画では、セミナーでのアイスブレイクの1つの方法をお話しています。

なぜアイスブレイクが必要か?

セミナーを開始時にどうしてアイスブレイクが必要なのでしょうか?過去にセミナーや講座に参加したことがある人であれば経験したことがあると思いますが、セミナーは受講者の方もすごく緊張したり強張っている方が多いです。

その空気や張り詰めた状態を緩和するのがアイスブレイクです。アイスブレイクをすると、周りの参加者の人とも調和が取れて緊張感がとけ、講師の話が頭に入ってきやすくなります

つまりアイスブレイクは、お客さんに満足していただくためのに行う、より講師の人の話を聞きやすくするための会場の環境づくりの1つです。

アイスブレイクの例

ここで紹介するアイスブレイクは自己紹介をした人の良いところを3つずつ書いて名刺を渡す。そして渡した後はハイタッチ!をするという方法です。

STEP1.まず5~10名以内のグループを作る

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まず、お客さんに5人~10人弱ぐらいのグループに別れていただきます。会場がそこまで広くないこともあると思いますので、お客さんに立っていただき、グループごとに空いているスペースへ移動します。

講師の方はこれから楽しいことが始まるぞという雰囲気で誘導してあげてください。

STEP.2 一人3分で自己紹介をする

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グループに別れたら次に、それぞれが一人3分ずつ自己紹介をしていきます。その時に、例えばDさんが発表者であれば他のメンバーはDさんの良いところを3つあなたの名刺の裏(空いているところ)に書きます

STEP3.発表が終わったら良い所を書いた名刺を渡す

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そして、発表者の自己紹介が終われば、発表者の良いところを書いた名刺を渡します。そして、渡す時は必ずハイタッチをします。このハイタッチが重要なので、必ずやってください。全員が自己紹介の発表が終わるまでこのパターンを繰り返します。

こうすることで参加者同士の仲間意識も高まりますし、お客さんの受講満足度にも結果的につながります。アイスブレイクは緊張感のある空気を緩和させられれば何でもかまいません。

ここで紹介した以外の方法であなたが自分自身でアイスブレイクを編み出してもらってもいいわけです。そのセミナーの内容やお客さんの属性に合ったアイスブレイクを予め考えておくといいですね。

自然に出来て自然に空気が緩和されるアイスブレイクを。無理矢理やらせるアイスブレイクは逆効果

自分が講師という立場だとやはりみんなに話を聞いてもらいたいので、アイスブレイクを強制的にさせようとしてしまいます。

しかし、受講者としては話を聞きに来ているわけなので無理矢理しないといけないようなアイスブレイクはしんどいのです。

あまりよくないアイスブレイクの事例

以前に僕がセミナーの受講者として参加したときの話です。会場はホテルの大きな一室で行われました。受講者はおそらく300人はいたでしょう。そしてセミナーは始まったのですが、このセミナーも非常に緊張感のある空気でした。

講師の方はアイスブレイクをするためにこのような提案をしました。

「今から本気ジャンケンをやりましょう。みなさん緊張しているようですので本気ジャンケンをしてリラックしてもらいます。」と言い始めました。

そして「じゃあ、僕がちょっとお手本を見せます」と言って着ていたスーツの上着を脱ぎ出しはじめたのです。
そして、気が狂ったかのように

「ジャぁああああああああンケぇえええええンンンンンンンンンホイーーーーーーーーっ!!」

と叫ぶように一人で手をパーにしてジャンケンの格好をしたのです。
正直、ひきました。

本当に人格が変わったのかのように、
「ジャぁああああああああああああああああンケぇえええええぇえええええ・・・」
と叫んでいる姿にビックリしたし、まさかこれを自分にやれというのじゃないだろうなと思っていました。

そうすると案の定「これを皆さんに今からやってもらいます。近くの人とパートナーを見つけてください。」と言い始めたわけです・・・。
(マジか・・・)

しかし、やらないわけにもいかず僕はしぶしぶ
「ジャぁあああンケぇええん・・・」とその講師程ではないですが大きい声を出して本気ジャンケンをやりました。

会場の受講者たちは結構笑ってざわつく感じで緊張感は確かにとけたかもしれませんが、ぶっちゃけ僕は嫌な気持ちでした。
こんなんだったら普通に本題の話をすすめてくれればいいのにと思った程です。

アイスブレイクでお客さんが帰ってしまうことも・・・

実際この会場にいた参加者に話を聞くとその場で気分を悪くして退場した人もいたそうです。

なので、講師の人のが空気を和ませたいがためにやりたくもないアイスブレイクをさせるのも逆効果になると言うことです。

アイスブレイクをするときは受講者の人たちが自然にできるようワークにしましょうね。

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