この動画では、リサーチ方法の1つとして大型書店でビジネスネタを見つける方法についてお話をしています。
本屋はネタの宝庫
本屋はネタの宝庫です。ここの本屋というのは大型書店のことです。具体的な名前を挙げてしまえば、街の中心部にある丸善ジュンク堂や紀伊国屋書店です。
本屋をウロウロするだけで、今の世の中がどういう状態なのかというのが広い目で見えてくるほどです。10年前にタイムスリップしても、八重洲ブックセンターで一日中ウロウロしていたら、10年前の日本の状況がよくわかると思います。
僕らがビジネスネタを本屋をウロウロして探しているように、例えば、テレビ制作会社の人や放送作家、作家、漫画家、小説家、雑誌編集者、などあらゆるコンテンツメーカーの人たちのネタの宝庫なのです。
小さな書店は取り扱いの本に偏りがある
気をつけないといけないのが、小さな書店は偏り無く陳列が反映されていません。その地域やその店主が信仰している宗教に関する本だったり、大学の近くであれば、在籍している教授の本を生徒に買わせるために扱っていたりしています。
なので、個人がやっている小さな書店などはビジネスネタを探したり、市場リサーチのために利用するのは基本的にやめておきましょう。
例えば、婚活をネタにビジネスを考えるとき
例えば、婚活をネタにビジネスを考える場合です。上の写真は丸善ジュンク堂書店なのですが、実際に、恋愛・結婚などのカテゴリの陳列棚に行ってきました。
恋愛・結婚カテゴリの陳列にいく
まずは、その「婚活」ネタの対象となる恋愛・結婚カテゴリのの陳列や雑誌の場合は女性誌のコーナーに行きます。
本のタイトルと陳列の状態を把握する
次に、並べられている本のタイトルざっと見回してください。
- どういうキーワードが多いか?
- タイトルのキーワードに共通点はないか?
- 自分の想定外のタイトルの本はないか?
というところに注目してタイトルをひたすら見ていってください。メモするのもいいでしょうし、スマホアプリなので入力するのもいいでしょう。また、気になるのがあれば僕はその場で写真なんかを撮ったりすることもあります。(お店や周りの迷惑にはならないようにしてください)
平積みされている本、表紙を向けらている本、在庫の少ない本を確認する
次に、平積みされている本、表紙を向けて並べられている本、在庫が少なくもう残り2冊とか3冊になってしまっている本を確認してください。もしタワーになっている本があればもちろんチェックしてください。
これらは今売れている本だということになります。つまり、現在進行形でお客さんのハートを掴んでいる本(または本のタイトル)である可能性が高くなります。
また、そういう売れ行きの気配がする本はかならず著者名も確認しておいてください。今著者がブームになっていて一時的に売れているだけの場合があります。その場合、本のタイトルのキーワードはあまり関係がないということになります。
その辺も徹底的に意図などを汲み取って陳列棚を調査してみてください。
立ち読みをしている女性の外見や服装や雰囲気、どんなタイトルの本を読んでいるのかを見る
本の状況をある程度調べたら、次にその陳列棚の前で立ち読みをしている女性がどんな女性なのかを見てください。
- 髪型
- 雰囲気
- 服装
- 持っている荷物
- 読んでいる本のタイトル
- 読んでいる立ち位置
などを見てみてください。「この人は、既婚者かバツイチで、子供もいるけど、会社の上司と不倫関係をしているんじゃないかな」とか、「この人は、今料理のコーナーの前で立ち読みしているけど、読んでいる本は婚活についての本だな。たぶん恥ずかしいからそれを読んでいることを知られたくないんだろう」などと勝手にいろいろ想定してみるのです。
本屋で調べた結果を元にアイデアを出していく
動画でも例でお話しているように、今回の本屋のリサーチをしてみた結果、婚活系の本のタイトルには意外に「占い的要素が多かった」という発見があったとします。
そうすると、仮説で四柱推命で有名な先生を呼んだイベントをする、とか、既存の婚活業者にそのイベントをタイアップできないか企画をしてみる、とかいろいろいアイデアを出していくことができます。
今回は最初から婚活ネタでやるという風に決めていっていますが、既にネイルの通販サイトを運営しているとかであれば、「婚活向け!四柱推命を基にしたジェルネイルの選び方特集」みたいな特集で販売していることもできるのです。
まとめ
本屋は売れる本は平積みして前に出す
→売れない本は引っ込める
本はタイトルがすべて
→売れている本のタイトルが儲かるヒント
本屋で立ち読みしている人の特徴がつかめる
→ネットのオンラインリサーチではわからないことに気づく
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