ビジネスをはじめた時、まずは0→1にすることに必死です。
「0→1」というのはゼロから月収1万円とかそういう金額そのものではなくて、
そのビジネス自体が何も無いところから生まれる状態のことです。
誰しもがまずはそこから始まります。
そして、「0→1」は一番エネルギーのいるフェーズでもあり、
一番クリエイティブでもあります。
何も無いところから価値を生み出していくわけですから。
起業家という言葉は、
この「0→1」を生み出す人のことを指すこともあります。
そこに快感があるからでしょう。
逆に、「1→10」や「10→100」をするのが得意な人もいます。
で、どちらが良いとか悪いとかではなく、
僕らは「1→10」や「10→100」のスキルを
最終的につけていく必要があるよって話です。
「1→10」や「10→100」のスキルって何?
じゃあ、「1→10」や「1→100」のスキルとはいったい何なのでしょうか?
ほとんどのビジネスをはじめた人は、
「0→1」をまずやることになります。
だからそのスキルを持っていないことが多いのです。
ただ我武者羅にやっている時期ですね。
まあ、僕も今その状態だと思っています。
で、最終的に必要なビジネス力でもある、
「1→10」や「1→100」のスキルというのは、
人を巻き込むスキル
です。
もし、あなたが今ビジネスを教えてもらっている人がいたり、
これまで尊敬してきた事業家さんたちがいたのであれば、
その人を思い返してみてください。
必ず、「人を巻き込むスキル」が高いはずです。
よく考えてみてください。
リソース(資源)をどう使うか
結局、ビジネスをやるということは、
持っているリソースをどう使っていくか?
どう料理していくか?
ってところになってきます。
ただ、自分一人ではリソースに限界があります。
それは、アイデア・資金・技術・モノなどです。
所詮ひとりはひとりなんです。
一人でできることは限られているわけですよね。
だからこそ、
自分よりスゴイ人を巻き込むんでいく必要があるわけです。
自分よりすごい人を巻きこんで、
今までに持ってなかったリソースを使う。
それは今までに見えてなかった世界を見ることに繋がります。
僕らはこの「0→1」のクリエイティブな力と、
「1→100」に広げていく力、
この2つがあれば最強なのです。
今すぐにできなかったとしても、
最終的にこの「1→100」に広げていく力である
人を巻き込むスキルが必要になります。
ここでは、次のステップまでお話していきます。
じゃあ、どうやって自分よりスゴイ人を巻き込んでいくのか?
「自分よりスゴイ人を巻き込む」って言っても、
自分よりスゴイ人を巻き込むことなんかできないよ
と思ってしまいそうですよね?
はい、まず前提として、
「自分よりスゴイ人を巻き込む」ときは
覚悟を決めているかどうかが重要なポイントになります。
相手は自分よりもレベルが何段も高いわけです。
口先だけで言って動いてくれるわけがありません。
しかし、
覚悟を決めると怖気づくような気持ちは無くなり、
なんとかして相手を交渉しようという気持ちに変わります。
僕が以前JVでビジネスをしたときは、
正にそんな感じでした。
詐欺師と事業家の違い
自分よりもスゴイ人を巻き込んでいくには、
ある程度背伸びする必要があります。
できなかったも「できます」と、
大風呂敷を広げるのです。
大風呂敷を広げて、
自分自身でそれにコミットします。
もちろん巻き込みたい相手は、
自分なんかよりも格上なんで、
「あっ、こいつ大風呂敷を広げてるな」
と絶対にわかります。
だった自分なんかよりもスゴイ人なんですから。
でも、それに完全にコミットすることによって、
自分はそこでレベルアップできるチャンスを得ることができます。
そこで言うだけ言ってやらないのは詐欺師。
そこで先ほど言った覚悟を決めて有限実行するのが事業家です。
どういう巻き込み方をするのか?
自分よりもスゴイ人を巻き込みたい場合は当然自分が得たい結果があるわけです。
じゃあそのために相手を巻き込んでいくのか?
違います。
まずシナリオを組みます。
ストーリーですね。
必要なのは、
- あなたのシナリオ
- 巻き込みたい自分よりスゴイ相手のシナリオ
両方必要です。
あなたのシナリオだけでは相手に響かないし、
相手のシナリオだけでもダメです。
両方必要です。
そして相手のシナリオに「自分が相手にどう役立っていけるのか?」を
あなたが相手に伝えていくのです。
交渉術の話みたいですが、
言ってしまえば交渉術でもあります。
男女の関係で言えば、
男が女に対して口説くことと同じことです。
そして断れないオファーを出すことです。
断れないオファーとは
断れないオファーとは、
相手が持っている問題に対して自分が一番解決することに相応しいと、
思ってもらうことです。
他の誰でもなく、私だと。
これは交渉の相手だけに限った話ではありませんね。
お客さんにとってもそうです。
お客さんにとって断れないオファーは
「これを解決するのはこの商品(人)しかない」
という状態にすることです。
そのためには、
巻き込みたい人を巻き込むための人も必要になることは多々あります。
これを連合軍と言います。
自分がリソースを持っていないわけですから、
例えばデザインが出来る人、プログラムが出来る人、銀行の支店長、海外の事情に詳しい人など、
を自分の身の回りにおくことで、あなた自身は一人で持っていないリソースを持って、
さらにすごいリソースをGETしにいけるわけです。
巻き込みたい人がいるから、
そのために更に人を巻き込む。
こういうスキルがついてくるようになれば、
大きなビジネスができますし、
想像もできない世界が見えてきます。
もし、あなたも大きなビジョンを持っているのであれば、
この人を巻き込む力が最終的に必要になることを覚えておいてください。
今目の前のことでも巻き込めて
レバレッジが効くのであれば、
そのスキルは磨いていってくださいね。
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