ジョイントビジネスは加速度的にビジネスが進むメリットがある一方で、
双方の関係が悪化して決別するパターンもよくあります。
特にネットでのノウハウなどの販売などをやっていると、
利益率が高くて思った程儲かってしまってお金のことで揉めやすいのです。
実際にある時期にジョイントをしてノウハウを販売をするのが流行った時期があります。
で、多くの個人や会社がジョイントビジネスを破たんさせていきました。
しかし、僕のところは関係性が悪化せずに破たんすることはありませんでした。
そのためにはどういうことに注意してビジネスをしていった方がいいのか?
これからジョイント・ベンチャーでビジネスを考えている人は是非参考にしてほしいと思います。
破たんになる理由1:ビジネス上の役割分担がハッキリと各自が認識できていない
ジョイントでビジネスをやるということは本来ならば全部を自社または一人でやることを、
他者と分担してやるわけですからその役割分担がはっきりしていいないといけません。
事業の決定権が双方にあるような状態は望ましくありません。
僕は上下関係をハッキリとしておくべきだと思っています。
対等な立場でやってしまうと、
その事業に対して両方が口出しをしてまとまらなくなるからです。
よくあるパターンとして、
自分はプロデュースする立場、
商品・コンテンツメーカーがジョイントパートナーとなときに、
売れ出すとコンテンツメーカーであるのにもかかわらず、
事業全体の方針や利益などについての口出しをしてきます。
もちろんジョイントパートナーの意見を取り入れながら事業は進めていくべきだとお思いますが、
事業の方針の決定するところまで強く意見を言ってくるようになります。
そうすると役割がごっちゃになってしまい事業が上手くいかなくなりがちです。
これは商品である側のパートナーが、
「自分は今回の事業は商品という立場でやっている」
と認識していないからです。
でも最初はそういう風に話を進めていったはずなのです。
しかし、ビジネスが進んでくるとこのような出来事が起こってきます。
なぜでしょうか?
その理由のほとんどがこれです↓
トラブルになって破綻するほとんどの理由がお金の問題
はい、そうなんです。
トラブルになるほとんどの原因はお金の問題なのです。
ジョイントパートナーとどういう利益配分にするかというお話は別に記事でしますが、
利益分配を決めていたとしてもこの問題が起きます。
なぜこの問題が起きるのかというのは、
もうそのパートナーの状況と関係性によるのです。
お金に困っている専門家と組むべきではない?
ジョイントビジネスというのは結局あなたが『他力力』を使ってビジネスをやるわけです。
そのビジネスの種類にもよるのですが、特にこれからの時代、専門家が商品となります。
そぶっちゃけて言うとその専門家がお金に困っているような専門家であれば、
ジョイントでやっていくのは大変だと思います。
もちろんお金に困っていなかったら上手くいくとかそういう問題ではありませんよ。
ただ、例えば食べていけないプライドの高い弁護士などをジョイントパートナーにしようとすると、
正直初めてするビジネスとしては大変なんじゃないかなと思います。
お金の力ってやっぱり魔力のようなものを持っていますので、
お金を持ってきたら変わるんですよね人って。
だから、そうならないためにもジョイントパートナーを選ぶ時には、
その人がお金に困っているような状況かどうかは見極めた方がいいです。
最近はそういう士業の人たちでも食べていけない人が多いので、
スペシャリストだからと言って今それだけ組もうとするのは間違いです。
僕が組んだ専門家はどうだったか?
僕が組んだ専門家はそういう意味では特にお金に困っているようなタイプではなかったです。
というのも年齢もそうとう年配の方で、
年金をもらったり他の仕事もしたりして複数の収入源を持っている方でした。
なので、僕とジョイントをしてビジネスをした時も、
その専門家である先生は、
お金を得る目的という感じではなかったのが正直なところです。
どちらかとうのその方の「提唱している内容を世に広めたい」という、
自己承認の欲求を満たしたいという欲望が強かったと思います。
ちなみに僕はお金を稼ぐという欲望でしたね(笑)
- 今相手が何を欲しているのか?
- 相手は今どういう状態なのか?
それは会ってしゃべると、感覚的に直感でわかると思いますよ。
職人タイプの専門家や技術者ほど要注意
ジョイントする相手が職人タイプであれば要注意です。
もちろんこれは全員が全員ではなく傾向ですが、
特にこれまでメディア出演や出版経験などがないなど、
まだ世に出ていない方は特に注意した方がいいです。
職人タイプの人は普段お金について考えることも少なく、
自分の専門分野に対しての研究や知識を得るために時間をかけています。
ですので、それがビジネスとして成り立ってきたときに、
急に自己評価が高くなります。
そうすると、売れている割に自分の入ってくるマージンに納得がいかなくなってくるのです。
これはどんな契約をしていたかによらずです。
そしてマーケティングやプロデュースをする側であるあなたに対して口出しをしてきます。
そこでトラブルにならないためにはどうするか?
それは事業の内容を可視化することです。
それはお客さんにではなくてそのジョイントパートナーに対してです。
ビジネス全体を構築しているのはあなたですから、
あなたがビジネスの状況をしっかりと報告するのです。
僕は個人でしたが、
毎月のそのビジネスの損益計算書を作って、
ジョイントパートナーに見せていました。
もちろん相手方はあんまり興味がなくて、
見ていなかったとしてもしっかりとそれはやるべきです。
相手もj人間ですから
いつ「もっと収入にならないのかな?」
と欲が出てくるかわかりません。
面倒くさいかもしれませんが、
ジョイントパートナーとの関係性を良好にすることが、
最優先です。
関係が破たんしてしまうと事業が破たんするので、
その瞬間に積み上げてきたものが終わりになってしまうのです。
結論
ジョイントビジネスで破たんする理由のほとんどはお金の問題。
お金に困っているようなスペシャリストとは最初から組まない方が無難。
そして、職人タイプでいかにも技術者というようなタイプは、
利益が出だすと豹変するので要注意だということです。
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