最近わかってきたことがあります。
突然ですが・・・(笑)
ビジネス書って書いてあること全部ウソですね(笑)
よくわかりました。
あっ、でも違いますよ。
「騙されたー!」
「詐欺だー!」
みたいに発言する他人依存型の連中とは違いますので。
「ウソ」って言っちゃうと、
根も葉もないデタラメを書いているみたいなので、
別の言葉に言い換えます。
結局ね、「断定」なんですよ。
今本屋に行けば、
ビジネス書や自己啓発書などが平積みにされています。
これは僕らが精神ステージで生きているという証拠です。
みんな不安なんです。
「就職できるか不安・・・」
「結婚できるか不安・・・」
「今の売上がずっと続くのか不安・・・」
「嫌われないか不安・・・」
「老後の不安・・・」
と今持っている不安を解消したいから、
みんなビジネス書を買うんです。
じゃあ、そのビジネス書には
何を求めているのか?
それは「正解」です。
正しい答えを求めているんです。
絶対的な答えです。
だからビジネス書は断定をするんです。
逆に言うと断定をしないビジネス書は求められていないということです。
ちょっと具体的に例題を出してみます。
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関西在住の理学療法士のAくんがいます。
専門学校を卒業して国家資格を取得して、
病院に勤務し始めてそろそろ6年が経ちます。
仕事自体は慣れてきて、
いろんな患者さんに対応もできるようになってきました。
しかし、このまま理学療法士としての仕事を続けていくことに
疑問を感じています。
専門学校に行って学んだことだし、
仕事自体が嫌いなわけではありません。
ただ、このまま続けていてもそれほど給料が上がるわけではありません。
国家資格と言っても理学療法士として独立するのは簡単そうではありません。
これからどうしたらいいのか不安になっています。
そんな時にA君は仕事帰りにジュンク堂書店にフラッと立ち寄りました。
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はい、A君はここで2つのパターンの本を手にとって買うことになります。
まず、1つめは『継続する力』(架空の書籍です)というタイトルの本です。
この『継続する力』にはこんなことが書かれてあります↓
一流になるには、
1つのことにフォーカスをして継続することが重要だ。イチローが一流なのは自分の仕事をとことん追求し続けた結果、
同じ野球選手の中でも飛び抜けた選手になった。多くのビジネスマンは1つの仕事を継続することができない。
あなたが専門職として仕事をしているのであれば、
とことん極めていくことが
やがて誰にも辿り着かない境地にいくことができるのだ。その時、あなたはいつの間にか
社会的地位も名誉もお金も手にしている。
まあこんな感じのことが書かれてあるわけです。
一方で、A君はこんな本も手にとって買うことになります。
『資格をとるよりも無職になる力』(これも架空の書籍です)というタイトルの本です。
この『資格をとるよりも無職になる力』にはこんなことが書かれてあります↓
今の時代は専門職を極めていくだけの時間とお金は無駄だ。
既に今はすべてが細分化され、
少人数で小規模のビジネスをたくさん作っていく時代に突入した。この時代に1つの専門技術を極めていくことは、
1つの水脈に依存することになりリスクが高くなる。「手に職をつけて資格を取って安定しましょう」
というのは既に資格スクールの広告文であり、
資格とてれば安定するというのは幻想にすぎない。資格をとって専門家になった瞬間に貧乏に近づく。
そして、ビジネスの創造もその専門職という枠での限界でしか作れない。つまり今の時代は、
会社員でもなく、
技術者でもなく、
専門家でもなく、
無職という何にも縛られていない状況で自分のビジネスを持つことが一番の安定につながる。
はい。
こんな感じのことがかかれてありました。
どうでしょうか?
- 『継続する力』
- 『資格をとるよりも無職になる力』
どちらも、それらしいことが書いてありますよね?
もちろんこの文章自体は僕が書いたものですが(笑)
この2つの本はA君にとって理学療法士という専門職をやることに対して、
『継続する力』の方は肯定し、
『資格をとりよりも無職になる力』は否定していることになります。
相反しているわけです。
でも、『継続する力』の著者は自分の言っていることが正解だと思っているし、
『資格をとりよりも無職になる力』の著者も自分の言っていることが正解だと思っています。
だから、ビジネス書は「断定」でしかないのです。
その著者にとっては正解かもしれませんが、
A君にとっては正解ではないのです。
もし、A君がこの2つの本を両方買って読んだら、
また迷走し始めると思いますよ。
じゃあ、ビジネス書はどう捉えて読めばいいの?
って感じですよね?
その答えはここでは僕は「断定」しません。
ここで僕が「断定」をしてしまうとつまらないので(笑)
ビジネス書をどういう位置づけにするかは
あなた自身が考えてほしいのです。
それがビジネスを自分でやっていくために必要な能力でもあります。
ちょっと考えてみてくださいね。
追伸:
あなたにとってのビジネス書の位置づけを僕に教えてください。
一度考えてみてこちらからメールをください。
メールをいただいた方には、
僕のビジネス書の位置づけをお送りします。
では待ってますね。
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