この動画では、僕に対して手紙を書いてもらったらどうなるか?というのを中心に言葉の威力についてお話をしました。
言葉力を上げると年収は上がる
ビジネスで成功している人で言葉を操る力が弱い人を見たことがありません。それはリアルなビジネスだとか、ネットビジネスだとかは関係がないです。
パソコンはすごく苦手だけど、とにかくセールストークが上手くてどんな商品でもブッチギリで億単位まで売ってしまうセールスマンの人は、
- 言葉の選択
- 言葉の重み
- 言葉のオリジナル性
が他の誰よりも圧倒的です。一方、ネットビジネスで成功している人も同じです。それは「コピーライティングが上手い」というような、その辺の小手先のテクニックが使えると使えないとかいうレベルの話ではありません。
それはビジネスは言葉でできているからです。ビジネスが言葉でできているからこそ、言葉を操る力が上がると年収は上がるのです。
と言っても「なんで言葉力が上がったら収入が上がるんだよ!」と聞こえてきそうなので、ちょっと例を出してみます。
例1:「美味しい」という表現を「美味しい」と言わずにどう伝えるか?
とあるグルメ番組で四国の人気のうどん屋さんを紹介するコーナーがありました。そのお店を紹介するの番組専属の女性リポーターです。
お店に入った女性リポーターは、そのお店の名物である油で揚げた「揚げうどん」をズルズルとすすった後に「このうどん美味しいです。」とコメントしました。はい、このリポーターは決して1流のリポーターだとは言えませんね。
こういうコメントをするとテレビの向こうの視聴者は「本当に、美味しいのかよ!?」って思うんです。「美味しいっていうの決まっているだろ」っていう斜に見ている人だったいます。だから、グルメリポーターは、「美味しい」という表現をいかに「美味しい」と言わずに臨場感のある伝え方ができるかが勝負なのです。
それでは、
このうどん食べたら思わずビールが飲みたくなってきました。
という言い方はどうでしょうか?僕は、非常に臨場感があっていいと思います。ビールが飲みたくなるうどんか!ウマそうだなあって気になってそのお店に行ってみたくなります。例えば唐揚げや餃子などの油っこいものを食べたらビールが飲みたくなるという経験は多くの方がしたことあると思います。
ですので、同じように同じうどんを食べても、
- このうどん美味しいです
- このうどん食べたら思わずビールが飲みたくなってきました
「1」と「2」では臨場感の伝わり方が全く違うのです。もし、この番組をリポートした人が別人で「2」のようなコメントをしたら、その後の反響が全く変わって売上まで変化してくる可能性があります。
つまり、「1」のテンプレート的な言葉を使ったリポーターと、「2」のような臨場感あふれるオリジナリティな言葉を使ったリポーターでは最終的に店主の収入までもが変わるわけです。
同じように同じタイミングで食べたのに、言葉力のあるなしで影響力が違うのです。
例2:旅行中のちょっとしたトラブルをネタに笑いのとれるトークにできるかどうか
同じくテレビネタになるのですが、実力のある芸人さんと、売れない芸人さんのトークの違いの話です。
フリートークの中でAさんが「この間、BとCと旅行に行ったときなんでけど・・・」とトークを始めました。そのトークは仲の良い芸人の先輩後輩の3人組で海外旅行に行ったときに起こった出来事の話でした。
もっとも売れている大御所芸人さんAさんのトークはその旅行の出来事で会場を爆笑にさせました。
一方で、Bさんは同じように3人で行った旅行での出来事をトークしたのですが、特に笑いが起こるようなことはありませんでした。
そして、Cさんはというと、せっかくAさんというブランドのある大御所芸人と旅行に行ったという出来事を体験しているのにもかかわらず、それをネタにトークをすることさえもありませんでした。
芸人というもろに言葉を操る仕事をしている彼らの実力と収入の差がここに現れていることがよくわかります。芸人であるAさんもBさんもCさんも一緒に旅行をしてずっと一緒に居たわけですから同じ体験をしているのです。
にもかかわらずその体験を言葉にして面白く表現できたかどうかで芸人としての実力の発揮が問われ、そして収入にも結びついているのです。
ここでも、言葉力があるかないかで収入の高い低いが別れているのです。
日常をどう面白くできるか
例1のリポーターの話と、例2の芸人さんの話と2つ例を出してみましたが、いずれにせよ、実力のある人が特別な体験をしているわけではないということです。誰もが同じような日常を送っている中でいかに魅了する発信を言葉でするかなのです。
それはリポーターであっても芸人であってもビジネスをする事業家であっても同じです。ネットビジネスなんかは究極にここです。
家を出て、近所のコンビニへ行って弁当を買ってすぐ帰宅する。たとえ、こんな出来事でも、言葉力が高まってくると自分のコンテンツにできてしまう程です。つまり、ビジネスをやっている僕たちも、テーマは日常をどう面白くできるかなのです。
威力のある言葉=具体的な言葉と抽象的な概念の交差
「レンガさん、言葉の力で収入が変わってくるのはよくわかりました。言葉に威力があるのもよくわかりました。でも、じゃあこれから何をすればいいんでしょうか?」
はい、そうですね。こう思うのは当然だと思います。じゃあ、何をしたらいいかというと、それは簡単です。全く難しいことはありません。今からできます。あなたが、今から
- 友達にライブに行った感想を話す時
- 上司に現状の報告をする時
- facebookに投稿する時
- 自分のお客さんへ次のセミナーを促すメールを書く時
- セールスレターを書く時
- ブログ記事を書く時
どれでもいいです。何でいいので、言葉を放つ時に具体的な言葉と抽象的な概念を交差させてください。そうするだけで、言葉の威力は全く変わります。なぜなら臨場感があるからです。
この記事を読んでいただいている方の中には気づかれた人もいるかもしれません。
「言葉力を上げれば年収は上がります」
と言われても「嘘だろそんなの」って思うわけです。これは抽象的な概念ですよね。でも、例1と例2と、グルメリポーターの話や芸人さんのトークの話を入れて具体的な言葉を出していくことによって、「言葉力を上げれば年収が上がる」というのが、だんだん納得がいくようになってくるのです。
具体的な言葉ばかり述べても「まあ、そうだけど」と、それはそれで信じられないのです。だから、具体的な言葉と抽象的な概念を交差をするのです。
それだけで、今ままでと全く違いますので、やってみてください。
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