この動画では、ビジネスにおいても言われる「守破離」がなかなか守れない理由についてお話しています。
成功の最速の上達は徹底的に真似をすること
昔、Web系の仕事をし始めた時に、一番最初にやった仕事を今でも覚えています。
ある日、初日に職場の先輩に呼び出されました。
「おい、レンガ君!今日からだよね?ちょっとコンビニ行こうか」と言われ、「はっ、はいっ!!」って感じで最初は何か使いっぱしりにされるのかなと思いつつ先輩についていきました。
コンビニに到着すると、伊右衛門のお茶とチョコレートを買ってすぐに「じゃあ、戻ろっか」とすぐにオフィスに戻りました。何のためにコンビニに行ったんだろう・・・と思ってると次に先輩が、
「この伊右衛門のペッドボトルを作って」言いました。一瞬「はぁ?」と思いました。
先輩は僕に何をさせようとしたかと言うと伊右衛門のペッドボトルをそのままPhotoshopで模写させようとしたのです。
「模写」というのは美術やデザインなどで他人の作品をそのまま同じように作っていくことで、Webやグラフィックの世界でもそれは同じでした。
先輩はまず僕に既にある作品やモノを徹底的に再現させることを課題にして僕のスキルの上達をサポートしてくれたのです。僕は当時、まだAdobeのソフトもろくに使える状態ではなく、何をればいいかもわからない状態でしたが、その先輩が僕に与え続けた課題はひたすら模写でした。
ビジネスの世界も結果を出したければモデリング
- Webやグラフィックは模写
- 空手は師範代
- コピーライティングは写経
などと、どんな業界でも初心者はまず先輩や師匠のモノマネからはじまります。これはビジネスも同じことが言えます。
実は、ビジネスになると急にオリジナルではじめようとする人がいるのですが、それではなかなか上手く結果に繋がりません。もちろん、いきなりオリジナルでやっていって成功する人もいますが、早く結果を出したいと思っているならばまずは守破離の「守」を徹底することです。
例:売れているセールスレターを徹底的に真似をする
例えばですが、ネットビジネスで言うと、コピーライティングではまず写経をして勉強をする方法があるのですが、その後実際に販売するときは既に売れているセールスレターを徹底的に真似をして売ってみます。
ここで肝心なのは、中途半端に真似をしないということです。
徹底的に真似をするのです。多くの人はここで少しオリジナリティを混ぜてみたり、セールスの構成を変えてみたりするのです。そうすると面白いことに反応は落ちます。
徹底的に真似です。僕自身、最初はこれをやって売上を上げました。これこそ守破離スキルです。
もちろん同業の真似はダメです。他業種の真似をします。
守破離の「守」は簡単ではない
「真似をすればいい」「全く同じように作ればいい」と聞くと、初心者の人は簡単だなと思う方が多いのですが、これは間違いです。
守破離の「守」は一番むずかしいです。徹底的に真似をするにはスキルがそれだけのスキルが必要になります。
さっきの僕が経験した伊右衛門のペッドボトルをPhotoshopで作ったときは、全く似たものが作ることができませんでした。そもそも、Photoshopの操作方法もいまいちわからなかったですし、どうやったら似せることができるのか苦労しました。
その日は、それが課題だったので半日ぐらい時間を使って取り組んだのですが、とにかく思うようにならずにもどかしい気持ちで過ごしていたのを今でも覚えています。
その後、先輩が伊右衛門のペッドボトルを同じように作ったのですが、そっくりそのままでビックリしましたね。「これがプロというものか」と。しかも超短時間で仕上げるのです。
これぞ正に「守」だなと感じた瞬間でした。そして「守」は簡単ではないけど、すごくスキルが上達するということです。
今、あなたがこれからインターネットでビジネスをはじめようとしているなら、何事も結果の出ている人の真似をするということを頭に入れて取り組んでください。
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