この動画では、他人と比較してしまって憂鬱になったり自己嫌悪に陥ってしまうあなたにお話をしています。
人の価値は相対的である
実は、僕も以前は結構他人と比較してしまい「自分はダメだー」なんてよく思っていました。
ある日こんなことがありました。友だちと話をしていたら「お前はコミュニケーション力があっていいよな。正直羨ましいよ」と言われたのです。
非常にビックリしました。自分はこれまで別にコミュニケーション力が高いと思ったことはありませんし、その部分の能力を上げようとしたこともいっさいありません。
でも、僕はその友達を基準に比べるとコミュニケーション能力に長けているわけです。
一方、自分の印象を紙に書いてもらうというワークをビジネス仲間としたことがあるのですが、ある人は僕に対して「人付き合いが苦手」ということを書いていました。
これって相反していますよね。
他の人が僕と比べると僕は「コニュニケーション能力が高い」と思っている人もいるし、「人付き合いが苦手そう」と思っている人もいるわけです。
つまりこの部分に関しての価値は相対的でしかないのです。まあ、こういうコニュニケーション力というものが数値化しにくいというのもありますが・・・。
僕はこれをきっかけに他人と比べるのは結局その「見えている一部分」でしか判断していないということが腑に落ちました。
なので、他人と比べること自体がやっぱりナンセンスなんですよ。比較的ないんで。そしてそれぐらい価値観って多様なんですよね実際。
動画でもちょっとお話しましたが、「男前すぎて自分がいやだ」とか「お金持ちなのがコンプレックスだ」とか「東大生だと思われるのが嫌だ」とか「身長が高いのがコンプレックスだ」とかいろいろいますよ、本当に(笑)
比べなくたっていいんですよ。
例題:他人と比較をしてしまう女性の悩み
人の価値は相対的であるという例として、この例題を出してみます↓
これは僕自身が相談を受けた他人と比較してしまう悩みではなくて、Q&AサイトのYahoo知恵袋に投稿されてあった内容です。
私は今、ある女性に対して、ものすごく嫉妬しています。あ、私も女です。
なにもかもその女性が上だ、って思い、涙が出てくることがあります。一番羨ましいのは、旦那さんと一緒の時間がとても多いこと。
旦那さんはすごくお金持ちなので、あくせく働く必要がなく、かといって女遊びをすることもなく、奥さんとふたりきりで過ごすことが多いです。
小さい子供が3人いるのですが、早くから保育園に預けています。旦那さんは会社経営の方なので、うまく処理して正規の保育料を払っていません。
そんな状況で、昼間はまるまるふたりの時間。昼間からラブホテルに行くこともあるそうです。二番目に羨ましいのは、その女性は昔メイクアップアーティストの仕事をしていたそうで、手に職というんですか、技術を持っています。
旦那さんが海外出張で家を空けるときだけ、自宅で仕事をしています。
たくさんの生徒さんが訪れます。その女性は、完璧なんです。きれいで、優しくて、家事もしっかりやって、人当たりも良く、etc・・・
(出典:Yahoo知恵袋『嫉妬心・ねたみ・自分と他人を比較する心を克服した方に質問です』)
といような内容です。まず、これを読んだ男性のあなたいかがでしょうか?「へー」って感じじゃないでしょうか?
それが涙するほど比較してしまうものなの?って感じがしますよね。
僕はこの女性の比較をしてしまう悩みを読んで、特にその比較している完璧な女性がウラヤマシイとは思いませんし、この昼間からラブホテルに奥さんといく男性に対してもウラヤマシイとは思いません。
逆に会社経営をしてて時間とお金があるのにいつも奥さんとラブホテルに行っているのはもったいないと思ってしまいます。
似ているから比較をしてしまう
今回の投稿者さんがAをさんで、Aさんが憧れているその完璧な女性がBさんだとしたら、AさんとBさんは非常に似ているか、同じ条件であることが多いです。
それはつまりAさんがBさんに近いから比較してしまうのです。
Conditions
- 女性
- 既婚者
- 子供持ち
- 同年代
- 住んでいる地域
以上のような内容がAさんとBさんは条件が同じでしょう。ここまで似ているからこそ「なぜ、私は・・・」と比較して落ちこんでしまうのです。
しかし、逆に考えるとそれだけ同じ条件なのであれば、AさんもそのBさんのような女性にすぐに成れるということです。Bさんを敵対するのではなく目標して、どうやったら旦那さんと仲良くして、自分らしい仕事もできるのかというのを教えてもらえるようにするといいですね。
そうすれば、必ずAさんはBさんに限りなく近づくことができますし、超えることだってできます。おそらくAさんはBさんのそういう「見えている一部分」しか意識していないんだと思います。
もしかするとBさんは自分とAさんを比較して、
「Aさんはいつも自然体で幸せそうでいいなあ。私なんて世間体ばかり気にして本当につまらない人間だわ・・・」
なんて思っているかもしれないのです。それが人の価値が相対的だということなのです。
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