この動画では、神話の法則を使ってプロフィールを書こうというお話をしました。
『神話の法則』を取り入れるというのはどういうことか?
コピーライティングの中でストーリーテリングは非常に重要で、このストーリーテリングだけで1つのコンテンツができてしまう程です。
神話の法則を読むと結構難しく書いてありますが、ヒーロー(英雄)の現在を見せた後に過去に一気にタイムスリップをしているということです。
たとえばプロフィールは今のことを書くのではなくて過去のことを書くんですよね?今の現状私はこうです、と。ミスなんたらにも選考していただいて活躍していますが、実は過去はブスでコンプレックスだらけでこうでした。
と言った瞬間に一気に過去にタイムスリップするわけです。だから、人はそのストーリーに惹きつけられるんです。すごく当たり前のことですが、現在から過去に戻るんです。
一般の人が自分の人生のストーリーを投稿する『STORYS.JP』が今流行っていますが、これはすべて過去です。過去をストーリーにするんです。だから、多少っていうか脚色なんかついて当たり前だと思っておいてください。
ちゃんとした例を出してみましょう。タイタニックはどうでしょうか。最初は、あの白髪のお婆さんがインタビューするシーンから始まりますよね?しかし、途中から一気にガーッと当時にタイムスリップするんです。で、また映画の最後には白髪のお婆さんが現在に戻ってくるんです。
だから神話の法則は上図のような形が基本になります。それだけ覚えておけばあとは、見た人聴いた人が涙するように創作していけばいいのです。
映画監督を目指す人はいろいろ勉強することも多いでしょうけど、ビジネスでプロフィールに使うのであればまずはこの辺のことを知っておくだけで十分ですね。
『神話の法則』のコンセプトが反映されている作品例
ストーリーテリングの世界的なベストセラーの『神話の法則』は多くのハリウッド映画で反映されています。ヒーローズ・ジャーニーが実際に反映されている作品の例を挙げてみます。
- スター・ウォーズ
 - パルプ・フィクション
 - 羊たちの沈黙
 - ターミネーター2
 - 未知との遭遇
 - アラビアのロレンス
 - バック・トゥ・ザ・フューチャー
 - 市民ケーン
 - 七人の侍
 - 氷の微笑み
 - レインマン
 - マトリックス
 - テルマ&ルイーズ
 - 愛と追憶の日々
 - フィールド・オブ・ドリームス
 - 天使にラブソングを・・・
 - ビバリーヒルズ・コップ
 - 美女と野獣
 - Shall we ダンス?
 - アニーホール
 - ダイハード
 - E.T.
 - 許されざる者
 - エデンの東
 
など。そして、宮崎駿監督作品に至っては
- 千と千尋の神隠し
 - 風の谷のナウシカ
 - もののけ姫
 - 天空の城/ラピュタ
 
とそうそうたる作品の名が連なっていることがわかると思います。
ドラマなんかでももちろん神話の法則の元になっているヒーローズ・ジャーニーが反映されている作品はたくさんあります。2013年の夏に流行った『半沢直樹』は正に神話の法則に当てはまります。
『もし神話の法則を半沢直樹にあてはめたら』で、半沢直樹を徹底的に神話の法則で解説していますので、ドラマを見ていた人は読んでみてください。
人が感動し心を動かさられる展開はいつも決まって同じ
この『神話の法則』はジョゼフ・キャンベルという神話学者がストーリー展開の共通パターンをまとめた『ヒーローズ・ジャーニー』をもとにしたものです。
世の中に神話がたくさんあるのにもかかわらずヒーローのストーリーはいつも旅の物語で、その優れたーストーリーに共通して言えることは動画でもお話したように
- 「失望から希望へ」
 - 「弱さから強さへ」
 - 「愚者から賢者へ」
 - 「愛から憎しみへ、そしてまた愛へ戻る」
 
という変化の過程があるということです。
神話の法則をプロフィールに活かす
だからと言ってこの『ヒーローズ・ジャーニー』を必死に勉強する必要があるかというとそういうことではなくて、人はそういう最低から最高へのストーリーが好きなんだよってことを知っておけばいいのです。
そして、そのストーリーは直線的では感動しないということです。直線的じゃなくて『紆余曲折』がほしいのです。
なのでプロフィールにはお客さんの得たい結果を既に得ているあなたを紆余曲折を経て手に入れたストーリーを書いてくださいね。


	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		

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