この動画ではコピーライティングの勉強方法について解説しています。
初心者はまず書籍や教材などの専門書から
売れるコピーライティングを書けるようになるためには一番は「書くこと」です。ただ、最初ある程度インプットをしないと書くことも大変なので、そもそものコピーライティングを勉強している流れについてお話します。
実は、コピーライティングを勉強する要素は日常のあらゆるところに溢れています。普段からコピーを書いている状態であれば、街を歩くだけでもコピーライティングの勉強をすることができます。
しかし、コピーライティングが何なのか?という概要を掴んでなければ日常から学ぶこともできません。ですので、まだコピーライティングを勉強したことがない初心者さんの場合は書籍や教材で学ぶことをおすすめします。
僕自信も最初は「コピーライティング」の専門書や売れているセールスレターの写経からスタートしました。そうしていくうちにだんだんと、視界に広告文やコピーが飛び込んでくるようになってきました。
それからは、あらゆる場所で、
- このコピーはどういう意図なのか?
- 誰をターゲットにしているコピーなのか?
- お客さんにどんな行動を促そうとしているのか?
という目線を持てるようになりました。ですので、一度は専門書でまず勉強をしてコピーライティングそのものの全体像を掴んでほしいと思います。
つり革広告からコピーライティングを学ぶ
前述したように、ある程度自分でセールス文を書ようになってくれば、街を歩くだけでコピーライティングの勉強ができます。ここでは電車に乗った時の上の棚のあたりに貼ってある広告です。
上図の広告は司法書士事務所の広告です。まずこの広告を見た時に「なぜ、司法書士事務所がこんなところに広告を出しているんだ?」という疑問から入ります。
司法書士、行政書士、弁護士など士業と呼ばれる資格をとって開業をしてもすぐに顧客が獲得できるわけではありません。特に現在は士業も競争が激しくなってきて、食べられない人は全然食べていくことができません。
なので、この広告を見た時に「あー司法書士も新規顧客の獲得に苦労しているんだな」という気付きがあります。そして、
払い過ぎの利息を、取り戻しませんか?
とメインのキャッチコピーがあります。この文章から、顧客のターゲットは多重債務で苦しんでいる人なんだなということがわかります。
で、そもそも僕がこの多重債務の例をいま出しているのは、電車に乗ったときに他にも司法書士事務所で多重債務者の過払い請求について書いてある広告をかなり多く見たのです。
つまり、今消費者金融などで手軽に借り入れができる時代で、多重債務者が増加しその人たちは過払いしていることが多く「少しでも払いすぎたお金を取り戻せますよ」というオファーを司法書士事務所が行っていることがわかるのです。
これは一見直接的にはコピーライティングには関係ないように思いますが、多重債務者の背景(バックフェイス)を読み取ることは反応の取れるコピーをかけるかどうかに大きく関わってくるのです。
コピーから気付く顧客の不安や心配事
この広告には、
- 相談無料
- 着手金無料
- 土日対応
- 安心の実績
(※すべて実際の広告にあった文言です。)
の4つ並列で言葉が並んでいるところがあります。最初の「相談無料」「着手金無料」はこの司法書士事務所のオファーであり、「相談するだけで相談料をとられるかもしれない」という不安要素を解消しています。
また、「土日対応」のコピーがあることで、「平日は相談しにいけないけど土日でもOKなら・・・」とお客さんを行動させるための要素も入っていることがわかります。
このように広告に書かれたコピーを1つ1つ見ていくと多くのことが読み取ることができるのです。
改善点:実績の件数
ここで、コピーライティングとして改善した方がいいなと思った点は、
50,000件以上
という数字の部分です。50,000件以上あるのであればもっと「具体性」を出して例えば「50,411件」と書いた方がリアリティがあっていいのです。
雑誌の裏の怪しい広告から学ぶ
雑誌を見ていると、最後のページや裏に上の写真のような怪しそうな広告がありますよね(笑)『金運』とか『マグネシム』とか『パワーストーン』とかそういう類の広告が多いと思います。
こういう広告を見て、コピーやオファーなどを勉強することができます。「こんなの誰が買うんだ?」って思うかもしれませんが、実は、買っている人がいるからこそこういう広告が出続けているのです。
もし、こんな広告を出して買う人がいなければ二度と見ないはずなのです。けど、何年経っても雑誌の裏の広告ってこういう怪しげな広告でよね?つまり、これはずっと反応をとり続けている優れたコピーだという証拠なのです。
本屋で売れているタイトルからコピーを学ぶ
『本屋で儲かるビジネスネタを見つける方法』でも解説しましたが、本屋はネタの宝庫です。
そして、コピーライティングの勉強をするのには打って付けの場所と断言できます。本はタイトルが命ですから、コピーライティングが集約されたものがその辺に散らばっています。
まず、参考にしてほしいのは表紙を表に陳列している本です。表紙を表にして陳列している本は「既に売れている本」か「今から売り出し中」かのどちらかです。当たり前ですが、本屋さんも商売です。店内の陳列によって売上も変わるので、日々どうやったら一番売れるか考えて陳列しています。
僕が一番参考にしているのを1つあげると、やはりロングセラーで売れていて表カバーを表にして積み上げている本です。ロングセラーというところがポイントで、長年売れ続けている本はもちろん本の内容も良いし、タイトルも優れているのです。
例えば、『金持ち父さん、貧乏父さん』はもうずーっと売れ続けている本で、この本はタイトルも優れていることがわかります。対比をすることによって読んだ人に「どう違うんだろうか?」と知りたくさせる効果を出しています。
ならば、自分が何かタイトルをつけるときに対比させたコピーを書いてみようかと学ぶことができるのです。
よく見るWeb広告からも学ぶ
ネットでこの広告よく見ませんか?
うわっ・・・私の年収、低すぎ・・・?
ってヤツですね。これもコピーライティングの勉強にはバッチリです。誰もが知っている広告というのは、反応の取れている広告ですのでWeb広告から学ぶこともできます。
例:広告上の人の目線をユーザーに見てほしい方向に合わせる
例えば、この@typeの広告だったら、女性の目線が、「無料で5分・・・」のコピーの方を向いていますよね?実はこの広告上の人の目線ってすごく重要で、この目線が変わるだけでクリック率も変わってくるのです。
ですので、人の写真を広告に載せる時は、目線を読ませたいコピーやアクションボタン(クリックしてほしいボタン)に向けて広告を作ればクリック率の高い広告ができあがりますよね。
このように、売れるコピーライティングの勉強は書籍や教材以外にでも普段の生活のあらゆるとこころで学習ができることがわかっていただけたと思います。
書籍や教材などで一度勉強したらどんどん日常から売れるコピーを盗んでいけばいいのです。
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