今日本で多くの人たちが「やりたい仕事」が見つからずに自分探しをしてみたり、
起業をしたいんだけど「何で起業すればいいかわからない」と考えて足踏みしている人が多くいます。
- 自分に向いている仕事はなんだろう?
- 自分の天職はなんだろう?
- 何で起業しよう?
と考えて、しまいには精神状態が悪くなりうつ病になってしまう人もいるくらいです。
あなたの身近な周りでも精神系の病気で会社を休んだり仕事ができなくなったりする人がいるはずです。
ここでは、なぜこういう状態が起こってしまうのかということと、この解決策を僕が提示したいと思います。
彷徨う人が多いのは成功者の確率の低い自己啓発系成功論の影響
ここ数年、本屋で売れ続けているジャンルといえば自己啓発系です。いろんな成功者と言われる人の教訓などが並べられていて、多くの人はここに救いを求めます。
僕は自己啓発することは全く悪いことでは無いと思いますし、自分も自己啓発することもありますので否定は全くしないのですが、気をつけて欲しいのは自己啓発は商売ネタの1つであるということです。
書籍はあくまでも商売であり、あなたを救うために販売しているものではありません。
中には、書籍をフロントエンド商品としてビジネスモデルを組み立て、その書籍を読むことによってバックエンド商品への流れに誘導され高額な商品を買う流れになっていることも多々あります。
大多数の上手くいかない成功論
この自己啓発を手にとる人は今にはじまったわけではありません。2回めどころか5回目、10回目・・・20回目、30回目という状態です。
「自分には今のビジネスでいいのだろうか?」「自分はこの仕事が本当にあっているのだろうか?」という状況なので、このような書籍を手に取ります。
なぜ、このように思ってしまうのかというと、多くの自己啓発系成功論というのは「自分のやりたい事」と「お金が儲かる事」が常に合致しているのです。
「自分のやりたい事」で「お金も儲かる」と。これが必ずセットなのです。
別けて考えている成功論はほとんどありませんので。もしあなたの家の本棚にこういう系の本があるのであればちょっと確認してみてください。必ずセットになっていますから。
日本が成熟した国で精神ステージであること
そして、ここまで精神病になるまで「やりたい仕事」を見つけるために苦労しているのは、僕らがいるこの国は精神ステージの領域に行っているからです。
既に物質的には豊かになって僕ら日本人はモノが欲しくて活動している人は少なくなってきました。もちろん、モノが欲しい人はいるのですが、それよりも精神を満たしたい欲望の方が大きいのです。
ルイ・ヴィトンやエルメスのバーキンが欲しい女性でさえ、
カバンそのものが欲しいのではなく、
自分がこのブランドに見合う女であるという「自己肯定」と「自己顕示」の精神的な欲求です。
この欲求を満たすことが求められているものです。
だから自己啓発系の成功論というのは、精神が満たされるような方向に書かれてあります。
少なくとも
「朝から晩まで働いて物質的に豊かになりましょう!」
なんて買いてある本はたぶんですが1冊も無いはずです。
もしあったとしてもそういう本は売れませんね。
国が違えば売れるんですが、この国では売れません。
なので、マズローの欲求5段階説は逆説であるというのはありえる話で、いきなり自己実現をしようとする欲望にあふれています。
「やりたい仕事をしたい」というのはもはや仕事というより、充実感を満たしたいという欲望の表れで仕事じゃなくてもいいんです。
じゃあ、どうやったらやりたい仕事(ビジネス)が見つかって”成功”になるのか?
では、やりたい仕事って結局のところどう見つけるのか?って話なのですが、
これはさっきの「自分のやりたい事」で「お金も儲かる」のセットの話に繋がります。
多くの人が教育されてしまっている「自分のやりたい仕事」と「お金も儲かる」のセットを分離して考えることです。
自分の充実感を満たすビジネスとお金が儲かるビジネスはそもそも別だということです。
実は、誰でも儲かる商売はあるけど皆やらない
「誰でもが簡単に儲かります」みたいなコピーを見たりして、
ほとんどの人は「そんなうまい話があるわけがないよ」と思っていると思いますが、
そんなことはありません。
もちろん誰もが確実に稼げるなんてことはないですが、
儲かりやすいビジネスというのは確実にあります。
例えばですが、ジャンルでいうと、
- お金儲け系
- 男女関係系
- コンプレックス系
の3つです。この3ジャンルで更に利益率の高いビジネスモデル、例えば、
- 診断サイト
- アプリ
- 情報販売
- セミナー
- アフィリエイト
など原価が全くかからない形態でビジネスをやればボロ儲けです。
けど、ほとんどの人がやらないのです。
実際この話を人に今までに何度かしたことがありますが、多くは以下のように言います。
「けど、それが本当にやりたい仕事かってところになるとね」
と回答が返ってくるのです。こうやって誰もが儲かる商売というのは現実にありますが多くの人はやりません。
なぜか?
それは社会的に信用が低いとか、
人に言いにくいとか、
そこに充実感がなさそうとか、
感情的な判断が入っているからです。
逆に言うとそうではない「カッコよく」「社会的信用が高い」ビジネスは、
皆が参入するし競争は激化します。
そしてその競争は資本力のあるところが勝ちやすくなります。
資本主義経済で回っているんだから当然ですよね。
軍資金を得てから社会的地位が高く充実感を得るビジネスをすればいい
つまり、かなりの高確率で成功するのであれば、
一般的に言われている自己啓発系成功論の、
「自分のやりたい事」で「お金も儲かる」をセットにしてスタートするのではなくて、
まず軍資金を貯めるために「お金を儲かる仕事」→「自分のやりたい仕事」という分離をして、
順番にやっていくべきなのです。
これはどこの本にも書いていません。
唯一書いている有名な本がありますが、
このブログ記事では公表しないので知りたい人は僕に直接メッセージください。
実際にこういう順番で上手くいっている会社の例
実際こういう順番で上手くいっている例は実はたくさんありますが、
書籍として一々出版して公表されたりはしないので、
多くの人が気づいていないだけなのです。
例えばですが、以前僕が会社員をしていた時代に、
付き合いのあったIT会社はかなり優秀な社員をかかえて、
新聞などにも載るようなITシステムを開発して社会的に信用はかなり高い会社がありました。
中小企業の規模にはなりますが、
従業員も100人弱の会社です。
しかし、その会社も創業当時は今のような立派な事業をやっていたのではなく、
男女の出会い系サイトをバリバリ運営している会社でした。
そこで莫大な利益を得て、
それからその資金を元手に新たな自分たちがやっていきたい事業を手がけていったのです。
つまり、今表面的には全くそういう色が見えない会社であっとしても、
ビジネスをはじめて黎明期は儲かる商売から初めていたというのは実は結構あるのです。
ただ単にそれは多くの人が知らないだけで、
もっと言えばあまり夢がなく感情的価値を感じられないから
そういう話が商売にされていないだけです。
やっぱり、
「好きな仕事を続けていただらお金も自然に後からついてきて・・・」
みたいな“セット型”の話の方が人は感動するわけです。
「まずはお金を稼ぐことだけを考えて・・・」
なんて言う“分離型”の話はあんまりに日本では受け入れられないでしょうからね。
ただそれだけなのです。
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